人も本もあったかいものが好き

‪私はやっぱし、電子書籍が苦手だ。‬
‪一番は 匂い。電子書籍は電気の匂いがする。透明であることを強要して来るような、ちょっと脅迫めいた 匂い。‬

‪それに比べて、紙の本はたまらない。‬
‪買ってすぐの、インクと紙が混じった匂いは、なぜかトイレに行きたくなる。‬
‪ちょっと陽に当たる場所に置いておくと、お日様の匂いに。‬
‪コーヒーを飲みながら、読んでいたらこぼしてしまったから、コーヒーの匂いに染まったり。‬
‪紙の本は手に取るたびに姿を変える。‬

いい人生って

いい人生ってなんだろう

最近よく考える

ハタチになってもうすぐ半年がすぎる

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 成人女性なんだって意識はやっぱり

いまだにもてていない

小学生のころから、このおちゃらけた性格と、

 1人になると顔を出すこのアンニュイな気持ち。

根っこのところは幼いころからやっぱり何も変わってない。

 

ねえ幸せってなんだろう?

 

小さいころは幸せメーターが毎日なりっぱなしだったなあ。

 

綺麗な夕日に

回転寿司

ハート形の雲に

誕生日

クリスマス

 

今幸せについて考えてみる

わたしはもう20歳。折り返し地点に来てる。

 

でもやっぱり幸せって難しくて、

 

この間まで一緒に馬鹿騒ぎしていた先輩は

社会に出て行く、毎日働いている。辛いことがあっても。

 

わたしにとっての幸せってなんだろう

 

たくさんの人と会って価値観を広げること?

世界一周すること?

ゲストハウスを開くこと?

2人の女の子の優しいお母さんになること?

バンド活動をすること?

詩集書いて自費出版すること?

大手企業に入って広く社会貢献をすること?

自分のことを楽しそうに話す女性になること?

 

やっぱり全部欲しい

欲張りだけどハタチのわたし、

全部叶えたい。

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みんなが

周りのみんなが笑ってる

キラキラして見える

輝いて見える

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人の幸せは時に自分にとっての毒になる

ピリリと胸の奥を刺してくる

 

自分が輝ける場所って何処かな

夢中になれるものって何かな

 

考えてるうちに

また季節に置いてかれそうになって

焦る

 

 

 

おんがくと街歩き

人が耳から得ることのできる情報量は全体の11%であるというお話は、

今までに一度は耳にしたことがあるかと思います。(ちなみに視覚は83%なんだって。めちゃくちゃ多いね。)

 

これってよく考えてみると結構大きい数字だなあと思います。

 

だって耳を塞いで街を歩けば通常の1/10の情報がシャットアウトされるっていうことだもんねえ。

 

ウンウン。でも今日書きたいのはそんなおカタいことじゃなくって、、

 

耳を塞いでいた手を外して

イヤホンに付け替えてみるよ。

 

イヤホンをつけて音楽を聴きながら街歩きをする。

 

音楽を聴きながら現実世界を歩いていると、なんか足だけ海に浸かってるようなそんな気分になるの。

 

こんなことを今日街歩きをしているときに感じて。

 

現実の世界を歩いていながら、

歩いている人、街並み、野良猫、あらゆる現実のものが曲の世界観の中で

いろんな役を演じはじめるの。

 

私が普段聴く音楽はどんなのかっていうと、

 

特に邦ロックは好きで、クリープハイプとか、indigoとか、never young beachとか。よく聴くなあ。

 

あとは、ゆるゆるだらだらの女の子らっぷをよく聞きます。泉まくらとか。

 

今日は、原宿街歩きfeat.泉まくらの「ballon」でした。

アンニュイでちょっぴりえっちな雰囲気むんむんのPVも要ちぇけらです。

www.youtube.com

つまらないやりとり繋いだ
ちょっとあくびしてるかなくらいだ
さっきまでの緊張ムダになる
せっかくの覚悟も揺らぎだす
言える言えない 言う言わない
頭ん中消去法 どうしたんだかこの状況
酔い加減次第 様になる余興
えっちな音だけ響く204号
飲めや唄えや? もったいない イヤ
息止めて見つめてHAPPY ラララ
早く唄えなくして おねがい

あの娘の毎日がやけにドラマチックに
見えだしてから急に笑えなくなったの

渋ってる朝に 終わってく夜に
君が「さよなら」と言った
僕が「嫌だ」と言えば簡単な取引さ
気分はどう?押しつけられた新しい日
眩しがる横顔うらやましい
人と居れば必ず一人に気付く
卑屈になる自分横目に見つつ 夢うつつ
鼻の奥に映す思い出もほこりっぽくて
もう要らない
気まぐれ 向こう見ず
知らぬ間にできた傷 数えてまたお昼
ベッドの中 思い出してお腹火照る

あの娘の毎日がやけにドラマチックに
見えだしてから急に笑えなくなったの

焦げるにおいに目が覚めて
飛んでく飛行機 急かされて
歩きだすけど なんだかゆううつで
向こうから聞こえるブランコの軋む音と
ひっかかった風船の行方と
なに線で帰るかも知らない君のことと

あの娘の毎日がやけにドラマチックに
見えだしてから急に笑えなくなったの

Koichiro Oda さんのブログ: 泉まくら

 

このballoonという曲の主人公はふらふらっと頼りなさげな女の子。その場の雰囲気に流されてしまうちょっぴりえっちな女のこ。

こんな曲を聴いて歩いていたら自分自身と重ね合わせてしまって、何もかもがアンニュイでちょっぴり厭世的に見えてきました。

 

せかせか歩いてくる男が手に持っていたクレープから滑り落ちたプラスチックのスプーン。メイクショップで色気付く小学生。

そして図らずも歩きながらちょっぴりアンニュイな雰囲気になってしまう自分自身。

 

音楽を聴きながらの街歩き。

 

音楽を聴きながら街を歩くと、何もかもが違って見えて来る。

振られた女にも、一途な男にもなれる。

 

こんな小さい気づきに

特に結論はないけれど、

 

特に結論を出すほどのものではないと思ってる。

 

定期的に

 

曲×街歩きをした感想をあげていきたいなって思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

西荻窪ぶらり旅

ぶらり旅が好き。

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ぶらり旅といっても、そんなに大げさなものではなくて、家から1時間以内に行ける距離にカメラを持って出かけるだけのものなんだけど。

 

そんなゆるゆるのぶらり旅。

ルールは、たったの二つだけ。

 

ひとつめは、地図をなるべく見ないこと。

わたしにとってぶらり旅の目的は、非日常を味わい、心をウキウキさせること。

なので目的地に向かって歩いていくというよりは、気の赴くままにプラプラしながら、

 

綺麗だなあ〜😳

面白いなあ〜☺

って思ったものを写真に収めたり、

お店に入ってみたりします。

 

今日は西荻窪に行っていましたが

お腹が空いてお店があまり見当たらなくても、

 

西荻窪 ランチ]とは検索しませんでした🤓

 

野生の本能を呼び起こして、やっとこさ行き着いたお店は、カフェルーラル。

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近くにマクドナルドもありましたが、

ここはせっかくなので古き良き喫茶店をチョイ

ス。

カルボナーラとコーヒーのセット(¥1000)を注文。

ワクワク出てくるのを待ちながら周りを見回してみると、やっぱり珈琲喫茶ということもあってか、年齢層も高め。

 

20のわたしは今考えるとかなり浮いていたなぁ〜。

 

隣のテーブルには何やらお金持ってそうなマダムがお二方。自身の病気の話や世間話していたと思ったら、

片方のマダムがもう一方のマダムに宝石を勧め始めました、!しかもルビーが300万だとか!

 

なるほど、客と商人だったのね、とびっくり。

 

珈琲なんて、いつもドトールやスタバでしか飲まないわたしにとっては、これだけでもかなりのカルチャーショックでした😳

 

他にも山高帽を被ったサラリーマンのおじさまなどが人との待ち合わせに利用していて、

昭和感がすごく感じられる喫茶店でした。

 

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カルボナーラ。濃厚だけどそこまでこってりしていなくてとてもたべやすかった〜

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メインの食後のコーヒー。これは、すっごくおいしかった。

コーヒーなんてセブンやマック、ドトールと変わらないでしょ って思ってましたが、

いままで飲んだ中で最も濃かったです。

 

一口すすると、舌の両はしをチクリと刺されたような 苦味 が広がり、その後になんとも言えない 深み が追いかけてやってきます。

 すごくおすすめです。

 

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それからこんなところものぞいてきました。

西荻窪駅すぐの、ほびっと村。

現代のヒッピーが集まる場所と聞いていて、

心して臨みましたが、

三階の本屋さんがすごい。

 

単細胞微細藻類のスピルリナ?の粉???や、

ねんどでつくられたリンス、シャンプー。

 

禅の教本に、ブッダの教え、ゴミを出さない生活、などなど、ヒッピーぽいワードが並んでいました!

 

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焦って店を出ると、雨がパラパラ。

 

傘を持っていなかったので、とりあえず駅方面に歩いていたら、バスが停まっていたので、

 

とりあえず乗ってみる。

 

このとりあえず、がぶらり旅の醍醐味ですね💕

 

とりあえず乗っていたら、吉祥寺についたので、お次は吉祥寺をぶらりしました。

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吉祥寺でも

ワクワクするシーンがたくさんありました。

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そんなこんなで今日のぶらり旅は終了。

 

次はどこに行こうかな。

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映画『聲の形』を観て

先日、映画『聲の形』を観に行ってきました。観に行ってきた理由は二つ。これまた先週くらいに観た『君の名は。』を見て、長年アニメを見てこなかった私でも、ものすごく感動し、アニメっていいかもしれない。とアニメの価値を再認識できたこと、

それと主題歌を歌うaikoさんが好きで、『恋をしたのは』を観る前から鬼のようにリピートしていたから。劇場で大音量で聴きたいな、というのがあって。(笑)

 

さてここからは少し映画の内容にも触れるので、少しネタバレにもなってしまうことをご了承ください。

 

私は映画や本を楽しむ時に、あまりあらすじを調べていかないたちなので、今回の『聲の形』も、コテコテの恋愛映画だと思っていました。なのにはじまってビックリ。主人公の女の子は耳に障害があり、耳が聞こえないという…

そう、『聲の形』は障害やいじめを題材にした物語でした。

いじめ

いじめ。言葉の響きだけでも心が沈み、耳が痛くなり、ハッとドキッとさせられる言葉です。

ドキッとしてしまうのはきっと私の昔の出来事が起因しているのでしょう。

小学校低学年の頃とても仲が良かった友達を、高学年になっていじめてしまっていたことを、この映画を見て思い出しました。「いじめられた側は深い心の傷を癒すのに長い時間を要するのに、いじめた側はすぐに忘れてしまう」という言葉はいじめについて語られる際によく用いられる表現ですが、本当にその通りでした。私は、今回の映画というきっかけがなければ思い出すことはなかったと思います。

 

劇中では、ターゲットを定め、いじめの中心人物を中心にクラスの皆が同調してゆき、いじめが次第に教室中に広がっていく様子がとてもうまく表現されていました。日本人の多くが持つ「同調」の精神。自分は違う意見を持っているけれど、みんなに嫌われたくない、敵対視されたくないから、大多数の人の意見に同調する。このしきたりは特に小学校〜高校まではよく見られると思います。「あいつKYだよな」「あの子ちょっと変わってるよね」「あいつクラスで浮いてるよな〜」このような言葉が日本人の「空気を読んで同調する」という性質をよく表しているんじゃないかなあ。と思います。

 

私自身も高校時代、ひょんなことで仲が良かった7人グループのうち一人がハブかれました。四人vs.三人(私と友人、ハブかれていた子)という構図で、ハブかれていた子は次第に学校に来なくなりクラスからも浮いていきました。

私と友人はハブかれていた子の肩を持ちながらも、自分たち自身も、クラスから浮くことを避けるために、クラスの中ではあまり接触しないようにしていました。その子を守りたい、けれど自分自身がやっぱり一番大事。だったのだと思います。

そのハブかれていた子は結局学校を中退してしまいました。

今もしあの時に戻れたとしても、その子のそばにいられる自信ははっきり言ってありません。今も昔も、自分自身が一番大切で、やっぱり一番可愛いのです。きっと。

大学生になった今では、クラスという概念がなくなったため、自分が本音をぶつけ合え、支え合っていける友人を選んで付き合うことができるようになったので、ものすごく精神的に楽です。

ですが、自分が一番大事、自分が傷つきたくないから、自分を守るために八方美人になったり、言いたい事が言えなかったり、基本的なところはやはり変われていません。友人関係や、恋愛において、不満を我慢してしまう事が多いということがよくそのことを物語っていると思います。

 

変わりたいなあ。