多重人格のススメ、スルメ、ああビール飲みたい。

このご時世、自分らしさとか、自分探しとか、素の自分とか…ものすごい、”個性”というものが最高のものであるかのように扱われている風潮あるよね。

個性至上主義みたいな。

自己分析の本はすごく売れているみたいだし、自分は何者で、どこへ行くのか。みたいな。みんなみんな個性を探してる。

 

でも、素の自分ってなんだ?キャラってなんだ?

 

家族の前と友達の前だと全然タイドが違うんだけど、どっちが本当なの?どっちが素の自分なの…?

 

思うに、どっちも自分なんだよ。

恋人の前での甘えきった自分、友達の前でのクールな自分、家族の前での反抗的な自分

。関わる人によって自分が少しずつ変化するのって当たり前だし、むしろ素の自分見せてって言われても、

誰かと関わって話をしている時点で、それは素の自分ではないんじゃないかと思うよ。

 

素の自分っていったら、すっぴんで口開けてよだれ垂らして寝ている

その瞬間だけだろうと思うよ。

 

だからどれも別に自分でいいじゃん。

どの人と関わっている自分も自分でいいじゃん。一つに絞ろうとしないでさ。

 

演劇ってあるじゃん。演劇ってようは他人の人生を生きてみたいっていう気持ちから生まれたものなんだと思うの。お芝居の中なら、王女にも、貧しい女の子にも、妻にも、愛人にも、いじめっ子にもなれる。

他の人の人生を生きてみるってことになる。

 

この演劇を自分の生活い取り入れてみるって考えるとワクワクしてこない?

 

自分というものを一つの枠に押し込めるんじゃなくて、逆に自分の中に、たくさんのキャラクターを作って、その人の人生を生きてみるの。

 

丸の内のOLさん、女子大生、ぶりっ子、ク−ルビューティー

名前、格好からメイク、喋り方まで変えて一日過ごしてみるの。

 

できれば人とたくさん会話ができる、でもその人とは永遠に関わることができないような人が、いいね。

相席屋とか合コンとかがいい。もうそれきりだから心置きなく演じきることができるよ(笑)

 

そうして関わって、得たもの、情報から、オススメしてもらった本やアイテムとか。

読んでみたり買ってみたり。今まで出会ったことのない世界に入れちゃったり…。

 

嬉しい!!

 

ねえみんなしってた?

世の中はまだワクワクするものばっかだよ!!

 

書を捨てて、キャラを着て、町へ出よう。